交通事故治療の症状

交通事故に遭ってしまった・・・こんな症状はありませんか?

むち打ち

交通事故で一番多いと言っても過言ではない怪我が「むち打ち」です。
逆に非常に繊細に治療にあたる必要があるとも言えるでしょう。初期の痛みを丁寧にとりつつ、徐々に首周りから背中にかけて筋肉を手技によって治療します。
特にむち打ちは、事故からどれくらいの日数が経過したかで治療の仕方が変わりますので、我々は患者さんとしっかりコミュニケーションを取り、患部の様子も逐一確認しながら治療を進めていきます。

椎間板ヘルニア

腰や首は太くて短い筒のような骨が縦に積み重なっており、その間にはクッション(椎間板)が挟まっています。このクッションの位置が少しずれることで中を通っている神経を圧迫してしまうのがヘルニアで、腰で起きるものを腰椎ヘルニア、首で起きるものを頚椎ヘルニアと言います。
成人男性は5人に1人がヘルニアになっていると言われていますが、ほとんど症状が出ていない方もいます。しかし、交通事故の衝撃でそれが顕在化してヘルニアの症状が現れることがあります。その際、神経が過敏な状態になっていますので、筋肉周りだけではなく骨の状態も含めて判別していきます。

腰の痛み

交通事故に遭った瞬間、人間は防御本能で全身に力を入れて一気に筋肉を収縮させます。その際、筋肉と骨がくっついているところが剥がれて、慢性的な腰の痛みを引き起こすことがあります。
身体は「骨→筋肉→軟部組織→靭帯→神経」という順番で治るため、電気療法、温熱療法、手技療法を組み合わせて患部の血流を良くし、これらの組織の回復を促します。

手足の痺れ

主に頚椎(首)を痛めると手の痺れが出て、腰椎(腰)を痛めると足に痺れが出てきます。
しかし、実際にはわきの下や二の腕など、首から手先に伸びている途中の神経が損傷していることもあるため、神経テストでどこに原因があるのかを突き止めた上で治療を行っていきます。

手首のねんざ、骨折

ハンドルを持っていた手が、事故の衝撃でねんざしたり骨折したりすることがあります。
そういった場合には、周囲の筋肉を緩めることで血流を促し、さらに超音波治療器を使って早期回復を図ります。
なお、当院では、ただ固定するだけでなく骨が正しい位置でくっつくようにするための「ほねつぎ」も施します。一説では骨折は接骨院で「ほねつぎ」をした方が綺麗に早く治ると言われるくらい高度な技術となります。